ガレージカフェ105は西鎌倉にある“車とコーヒー”の時間を楽しむ隠れ家カフェ

ガレージカフェ105

神奈川県鎌倉市・西鎌倉。湘南モノレール「西鎌倉駅」から徒歩7分の住宅街に、
車とコーヒーを愛する人々が集う小さなガレージカフェがあります。
その名も「Garage Cafe 105(ガレージカフェ イチマルゴ)」。

オーナーの愛車・アルファロメオ105系GTVが鎮座するガレージを眺めながら、
焙煎したてのコーヒーを片手にゆったりとした時間を過ごせる──
そんな“クルマ好きの聖地”のような場所です。

目次

ガレージカフェ105とは?

カフェ+ガレージ+人が繋がる場所。

ガレージカフェ105は、オーナーご夫婦の自宅兼カフェとしてオープン。
シャッターを開けると、そこには鮮やかな赤のアルファロメオ105系GTVが。
この車は飾りではなく、実際にオーナーが18年間乗り続け、
時にはラリーにも参加している「生きたクラシック」です。

飾りのための車ではなく、走らせてこそ意味があるがあるのでしょう。
オーナーは、もともと自動車カスタムの仕事に携わっていた職人。
ガレージには工具やパーツが整然と並び、愛車と共に過ごす時間がそこにあります。

コーヒーへのこだわり|息子が焙煎するオリジナル豆

カフェで提供されるコーヒーは、オーナーの息子さんが焙煎した豆を使用。
豆の選定から焙煎まで丁寧に仕上げた自家ブレンドは、香り高く深みのある味わい。
車談義をしながら飲むと、まるで時間がゆっくりと流れるような感覚になります。

ブレンドコーヒーのほか、カフェラテやスイーツも人気。
夏にはアイスコーヒーを片手に、ガレージの外でバイクを眺めながら過ごす常連も多く、
“ガレージ×コーヒー”という異色の組み合わせが不思議な心地よさを生み出しています。

啓和珈琲はこちら

オーナーの愛車|アルファロメオ105系GTVという存在

「ガレージカフェ105」という店名の“105”は、オーナーが18年間所有する
アルファロメオ105系GTVから取られたもの。
丸みを帯びたフォルムと官能的なサウンド、そして走りの軽快さ──。
この車を中心に、カフェのコンセプトが形作られました。

ガレージには実際にこのGTVが展示されており、
車好きなら誰でも足を止めてしまうほどの存在感。
エンジンルームを覗き込めば、オーナーが丁寧に手をかけてきた痕跡が見て取れます。

時折このGTVでイベントやラリーにも参加するオーナー。
カフェに訪れるお客さんとの会話には、「整備」「走り」「音」「香り」──
そんな“クルマの五感”が自然と溶け込んでいます。

ガレージカフェ105

クルマとバイクがつなぐ、人と人の縁

ガレージカフェ105に集まるのは、車やバイクが好きな人ばかり。
常連客の多くはアルファロメオ乗りバイクツーリストで、
駐車場には赤や黒のイタリア車、旧車、ネイキッドバイクなどが並びます。

初めて訪れた人でも、すぐに打ち解けられるのがこの店の魅力。
誰かが車の話を始めれば、自然と輪が広がり、
気づけば“中学2年の頃に戻ったような”少年の笑顔がそこにあります。

「みんな時間が止まってるんですよ。クルマの話をしてると、子どもの頃に戻るんです」
それがこの店の空気そのものであり、他のカフェにはない温かさです。

常連客Kさんの過ごし方

このカフェには、アルファロメオ916GTVとイタリア製ロードバイク「De Rosa(デローザ)」を愛する常連・Kさんのようなファンもいます。
週末になるとロードバイクで西鎌倉まで走り、デカフェコーヒーをゆっくり味わいながら過ごすのが楽しみだそうです。

気づけば同じく車好きの常連たちが集まり、話題は自然とアルファロメオやツーリングの話へ。
「顔なじみのお客さんがいると、つい話が弾んで長居してしまうんです」とKさん。
コーヒーの香りと穏やかな雰囲気に包まれながら、時間を忘れて語り合う──
そんな空気感こそが、ガレージカフェ105の魅力です。

イタリア車オーナーの集うカフェ

アルファロメオ・フィアット・アバルトなど、イタリア車オーナーが多く訪れるのもこのカフェの特徴です。
オーナー自身が現役のアルフィスタ(Alfista)であることから、自然と“イタ車乗り”が集まります。

また、バイクで訪れる人も多く、国産バイクはもちろん、ドゥカティやモトグッツィなどのイタリアンバイク、ハーレーなどアメリカンバイクの姿も見られます。
整備の話やツーリング情報の交換など、車・バイク好き同士の会話の輪が自然と広がっていくのもこの場所ならではです。

そして興味深いのは、イタリア車だけでなく国産車や他の輸入車のオーナーも多く訪れること。
その理由は、クルマよりもまず“人”に惹かれる──そんなオーナーの温かい人柄にあるのかもしれません。

西鎌倉の穏やかな空気とカフェ時間

湘南モノレール「西鎌倉駅」から徒歩7分。
観光地・鎌倉の中心から少し離れたこのエリアは、海風が気持ちよく、喧騒からも距離を置けます。
住宅街の中にひっそりと佇むガレージカフェ105は、
ドライブの途中にふらっと立ち寄るのにもぴったり。

駐車場は3台分あり、車やバイクでもアクセスしやすい環境。
テラス席や店内からはガレージ越しに愛車を眺めながらコーヒーを楽しむことができます。
まさに“乗り物と一緒に過ごすカフェ時間”がここにあります。

105という名前に込められた想い

店名「105」は、オーナーが人生をかけて乗り続けてきた
アルファロメオ105系GTVへのオマージュ。
ただの車好きではなく、“クルマと共に生きてきた人生”そのものが、このカフェの原点です。

この数字には、
「車を通じて人と繋がる」
「好きなことを一生続ける」
そんな想いが込められています。

MENU一例(2025年現在)

  • ブレンドコーヒー(HOT/ICE) … 500円
  • カフェラテ
  • ハンバーガーセット(ハンバーガー+ドリンク)1250円
  • 季節のスイーツ・焼き菓子 … 日替わり

※使用する豆はすべて息子さんが焙煎したオリジナル。
※テイクアウト可(混雑時はお時間をいただく場合あり)

営業時間・アクセス

住所:神奈川県鎌倉市津598
アクセス:湘南モノレール「西鎌倉駅」より徒歩7分
電話番号:0467-32-1050
営業時間

  • 月・火:10:00~15:00
  • 水・土・日:10:00~19:00
    定休日:木・金
    駐車場:3台あり

📍 Facebook公式ページ
Garage Cafe 105 公式Facebook

まとめ|“車が主役”のカフェ、それがガレージカフェ105

西鎌倉の静かな住宅街にありながら、
週末になると全国からアルファロメオやバイク乗りが集まる──。
そんな唯一無二の空間が「Garage Cafe 105」です。

車を眺めながらコーヒーを飲む。
ただそれだけのことが、ここでは特別な時間に変わります。

車やバイクを愛するすべての人へ。
鎌倉に訪れたら、一度“105”へ立ち寄ってみてください。
エンジン音よりも温かい、仲間との出会いが待っています。

関連リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

イタリア車と暮らし、イタリアの“美しい生き方”を伝える
アルファロメオやフィアットなど、イタリア車に15年以上乗り続け、デザインと走りに魅了されてきました。
内装や電装品のDIY整備も行う実践派で、日常の中で“イタリア流の情熱”を体感しています。

イタリア・フィレンツェで3年間学んだ芸術と食文化の経験をもとに、
情報サイト「SOLENTIA」で“本場の美学とリアルなイタリア”を発信しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SOLENTIAとは

SOLENTIA(ソレンティア)は、イタリア語の「Sole(太陽)」と「Essentia(本質)」を組み合わせた造語。
“太陽の本質”“光のエッセンス”を意味し、イタリアの情熱と温かさ、生きる歓びを象徴しています。

イタリア車に乗り、料理を味わい、旅を楽しむ——
そんな“日本にいながらイタリアを生きる”ライフスタイルをテーマに、
SOLENTIAはクルマ・美食・旅を通して日常に「イタリアの光」を届けるメディアです。

目次