イタリア旅行で不安になることのひとつがレストランやバールでの注文です。
「英語は通じる?」
「イタリア語が話せないと注文できない?」
「メニューが読めない」
そんな心配をする人も多いでしょう。
しかし実際には、イタリア語は数個のフレーズを覚えるだけでも十分に注文できます。
私自身、イタリア滞在中は流暢なイタリア語を話していたわけではありません。それでもレストランやバールでは、
- Prendo un ○○
- Vorrei ○○
- Posso prendere ○○
- Per me ○○
といった簡単な表現だけでほとんど困ることはありませんでした。
この記事では、実際に現地で使える注文フレーズを中心に、レストラン・ピッツェリア・バール・カフェで役立つイタリア語を紹介します。
イタリア語で注文すると喜ばれる理由
イタリアの観光地では英語が通じることもあります。
しかし少しでもイタリア語で話しかけると、店員の表情が明らかに柔らかくなることがあります。
完璧な文法は必要ありません。
むしろ、
「イタリア語を使おうとしている」
という姿勢そのものが歓迎されることが多いです。
まず覚えたい注文の基本フレーズ
Questo, per favore.
(クエスト、ペルファヴォーレ)
これをお願いします。
メニューを指差しながら使える最強フレーズです。
イタリア語が全く分からなくても注文できます。
Vorrei questo.
(ヴォレイ クエスト)
これをいただきたいです。
少し丁寧な表現です。
Prendo questo.
(プレンド クエスト)
これにします。
現地で非常によく使われます。
自然な言い回しです。
Posso prendere questo?
(ポッソ プレンデレ クエスト?)
これを注文できますか?
丁寧で柔らかい印象になります。
私が実際によく使っていた注文方法
観光会話本ではあまり紹介されませんが、実際にはこちらの方が使いやすい場面もあります。
Prendo un ○○
(プレンド ウン ○○)
○○をください。
例
Prendo un caffè.
(プレンド ウン カッフェ)
エスプレッソをください。
Prendo una pizza Margherita.
(プレンド ウナ ピッツァ マルゲリータ)
マルゲリータをお願いします。
非常にシンプルで自然です。
Posso prendere un ○○
(ポッソ プレンデレ ウン ○○)
○○をいただけますか?
より丁寧な表現です。
Vorrei avere ○○
(ヴォレイ アヴェーレ ○○)
○○をいただきたいです。
レストランでもバールでも使えます。
レストランに入った時の会話

Buonasera, siamo in due.
(ブォナセーラ、スィアーモ イン ドゥエ)
こんばんは。2名です。
Buonasera, siamo in tre.
(ブォナセーラ、スィアーモ イン トレ)
こんばんは。3名です。
私も現地では、
「Siamo in due」
「Siamo in tre」
を非常によく使いました。
予約なしでレストランへ入ると、まず人数を聞かれることが多いです。
テーブルを探している時
C’è un tavolo?
(チェ ウン ターヴォロ?)
空いている席はありますか?
Avete un tavolo per due?
(アヴェーテ ウン ターヴォロ ペル ドゥエ?)
2人用の席はありますか?
自分の料理を伝える時
イタリアでは複数人で注文する場合、
Per me…
(ペル メ)
私は○○をお願いします。
をよく使います。
例
Per me la carbonara.
(ペル メ ラ カルボナーラ)
私はカルボナーラです。
Per lui…
(ペル ルイ)
彼は
Per lei…
(ペル レイ)
彼女は
Per noi…
(ペル ノイ)
私たちは
家族旅行やグループ旅行では非常に便利です。
水を注文する時のイタリア語
イタリアでは水は有料です。
必ず聞かれることがあります。
Acqua naturale
(アックア ナトゥラーレ)
ガスなし
Acqua frizzante
(アックア フリッツァンテ)
ガスあり
例
Una bottiglia d’acqua naturale.
(ウナ ボッティリア ダックア ナトゥラーレ)
ガスなしの水を一本ください。
バールでコーヒーを注文する

Un caffè, per favore.
(ウン カッフェ、ペルファヴォーレ)
エスプレッソをください。
イタリアで
「Caffè」
と言えば基本的にエスプレッソです。
Un cappuccino.
(ウン カップッチーノ)
カプチーノをください。
ただしイタリアではカプチーノは朝の飲み物です。
昼食後や夕食後はエスプレッソを注文する人がほとんどです。
テイクアウトする時
イタリアで非常によく聞かれる言葉があります。
Da portare via?
(ダ ポルターレ ヴィア?)
お持ち帰りですか?
その時は
Sì, da portare via.
(スィ、ダ ポルターレ ヴィア)
はい、持ち帰りです。
だけで通じます。
私もバールやピッツェリアでよく使っていました。
おすすめを聞きたい時
Cosa mi consiglia?
(コーザ ミ コンスィーリャ?)
おすすめは何ですか?
観光客でも使いやすいフレーズです。
地元の人気メニューを教えてもらえることがあります。
店員さんを呼ぶ時
イタリアのレストランで注文するときのマナー
日本では店員さんを呼ぶ際に「すみませーん」と大きな声を出すことがありますが、イタリアのレストランではあまり一般的ではありません。
もちろん、
Scusi!(スクーズィ)
「すみません」
という言葉はありますが、基本的には店員さんがオーダーを取りに来るまで待つのがマナーです。
特に落ち着いたリストランテでは、食事や会話を楽しむ時間もサービスの一部と考えられているため、日本のように急かす雰囲気はありません。
店員さんと目が合った時に、
Scusi
(すみません)
と軽く声をかけたり、手を少し上げたりする程度で十分です。
私もイタリア滞在中は、席についてから店員さんが来るまで普通に待ち、無理に呼ぶことはほとんどありませんでした。
イタリアでは「急がず食事を楽しむ」という文化が根付いているため、日本との違いとして知っておくと現地でも自然に振る舞えます。
お会計をお願いする
Il conto, per favore.
(イル コント、ペルファヴォーレ)
お会計をお願いします。
イタリアでは日本のように伝票を持ってきてくれるとは限りません。
自分から声をかけることが一般的です。
イタリア語が話せなくても注文できる?
結論から言えばできます。
実際には
- Buongiorno
- Grazie
- Prendo un ○○
- Per me ○○
- Il conto, per favore
この5つだけでも十分です。
現地の人も外国人観光客に慣れています。
完璧な文章を作ろうとするより、笑顔で話す方が大切です。
イタリア旅行で覚えておきたい注文フレーズまとめ
| イタリア語 | 意味 |
|---|---|
| Buongiorno | こんにちは |
| Buonasera | こんばんは |
| Prendo un ○○ | ○○をください |
| Vorrei ○○ | ○○をお願いします |
| Posso prendere ○○ | ○○をいただけますか |
| Per me ○○ | 私は○○をお願いします |
| Siamo in due | 2名です |
| Acqua naturale | ガスなしの水 |
| Acqua frizzante | ガスありの水 |
| Un caffè | エスプレッソ |
| Scusi | すみません |
| Cosa mi consiglia? | おすすめは何ですか |
| Il conto, per favore | お会計お願いします |
| Da portare via | 持ち帰り |
まとめ
イタリアでの注文は、難しいイタリア語を覚える必要はありません。
私自身が現地で最もよく使ったのは、
- Prendo un ○○
- Vorrei ○○
- Posso prendere ○○
- Per me ○○
- Siamo in due
といったシンプルな表現でした。
むしろ流暢なイタリア語よりも、少しでも現地の言葉で話そうとする姿勢の方が喜ばれることがあります。
レストラン、ピッツェリア、バール、カフェ。
まずは勇気を出して、
「Prendo un caffè.」
から始めてみてください。
それだけで、イタリア旅行は少し楽しくなるはずです。
