スーパーへ行くと、オリーブオイル売り場には数え切れないほどの商品が並んでいます。
「エキストラバージン」
「イタリア産」
「コールドプレス」
「有機栽培」
さまざまな言葉が並びますが、
「結局どれを選べばいいの?」
と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
私がイタリアで暮らしていた頃、オリーブオイルは特別な高級品ではありませんでした。
日本で醤油や味噌が食卓にあるように、イタリアではオリーブオイルが当たり前のように置かれています。
パンにつける。
サラダにかける。
パスタの仕上げに使う。
毎日使うものだからこそ、イタリア人は意外とシンプルな基準で選んでいます。
この記事では、本物のオリーブオイルを見分けるポイントや、体にいいオリーブオイルの選び方、安い商品との違いについて分かりやすく解説します。
オリーブオイル選びで最も大切なのは「エキストラバージン」
まず覚えておきたいのは、
本物のオリーブオイルを選ぶならエキストラバージンオリーブオイルを選ぶこと。
これに尽きます。
オリーブオイルにはいくつかの種類があります。
- エキストラバージンオリーブオイル
- バージンオリーブオイル
- オリーブオイル
- 精製オリーブオイル
この中で最も品質が高いのがエキストラバージンオリーブオイルです。
オリーブの果実を搾っただけで作られ、化学的な精製を行っていません。
イタリアでも家庭で使われるのはほとんどがエキストラバージンオリーブオイルです。
本物のオリーブオイルは何が違うのか?

「本物のオリーブオイル」
という検索をする人が非常に増えています。
その背景には、
品質の差が非常に大きいことがあります。
本物のオリーブオイルは、
開封した瞬間に青々しい香りが立ち上がります。
まるで刈りたての草やトマトの葉を思わせるような香りです。
一方で品質の低いオイルは、
香りがほとんど無かったり、古い油のような匂いがすることがあります。
私も初めてトスカーナの搾りたてオリーブオイルを味わった時、
「これがオリーブオイル?」
と思うほど香りの違いに驚きました。
高いオリーブオイルと安いオリーブオイルの違い
「高いオリーブオイルと安いオリーブオイルの違い」
違いは大きく分けて3つです。
原料
高品質なオイルは収穫されたオリーブを短時間で搾油します。
鮮度が高いため香りが豊かになります。
生産量
大量生産品は価格を抑えられますが、品質が均一とは限りません。
小規模農園のオイルは手間がかかる分価格も高くなります。
産地
トスカーナやシチリアなど名産地のオイルは比較的高価です。
しかし味や香りの個性も楽しめます。
オリーブオイルの認証マークを確認しよう
本物を見分ける方法として、
認証マークを確認すること
も有効です。
代表的なのが
- PDO(DOP)
- PGI(IGP)
です。
これらはヨーロッパの産地認証制度で、
一定基準を満たした商品だけが表示できます。
イタリア人もスーパーで購入する際に産地表示をよく確認しています。
イタリア産だから安心とは限らない
意外に思われるかもしれませんが、
「イタリア産」と書いてあるだけでは品質は判断できません。
EU圏内のオリーブをブレンドし、イタリアで瓶詰めした商品もあります。
そのため、
- 原産国表示
- 生産者名
- 農園名
まで確認できる商品の方が信頼性は高くなります。
体にいいオリーブオイルの選び方
オリーブオイルは健康食品としても人気です。
選ぶ際は次のポイントを意識しましょう。
遮光ボトル
光による酸化を防ぎます。
透明ボトルより濃色ガラス瓶がおすすめです。
収穫年が明記されている
ワインと同じように鮮度が重要です。
できるだけ新しいものを選びましょう。
エキストラバージン表記
健康効果を期待するなら必須です。
オリーブオイルは生で食べても大丈夫?
「オリーブオイル 生 ダメ?」
結論から言えば、
高品質なエキストラバージンオリーブオイルは生食がおすすめです。
むしろイタリアでは、
- パン
- サラダ
- カプレーゼ
- スープ
に最後にかけることが一般的です。
加熱すると香りが飛ぶため、
良いオイルほど仕上げに使われます。
イタリア人はどこのオリーブオイルを選ぶ?
イタリア人だからといって全国同じではありません。
地元のオイルを好む傾向があります。
トスカーナ
爽やかな香りとスパイシーさ。
肉料理との相性が良い。
シチリア
フルーティーで飲みやすい。
魚料理やサラダ向き。
プーリア
イタリア最大の生産地。
コストパフォーマンスに優れる。
スーパーで買えるおすすめの選び方
カルディや成城石井などでも良質な商品は見つかります。
選ぶ際は、
- エキストラバージン
- 遮光瓶
- 原産地表示
- 認証マーク
を確認しましょう。
価格だけで判断しないことが大切です。
私がイタリアで学んだオリーブオイルの楽しみ方
イタリアに住み始めた頃、
私はオリーブオイルの違いがまったく分かりませんでした。
ところが現地の友人宅で食事をした時、
焼いただけのパンにオリーブオイルをかけて出されたのです。
それだけなのに驚くほど美味しい。
友人は笑いながらこう言いました。
「良いオリーブオイルなら、それだけでごちそうになる」
その言葉は今でも印象に残っています。
イタリア人はオリーブオイルを単なる調味料としてではなく、
料理を完成させる最後の一滴として考えています。
まとめ|迷ったら本物のエキストラバージンを選ぼう

オリーブオイル選びで迷ったら、
まずは以下を意識してみてください。
- エキストラバージンオリーブオイルを選ぶ
- 遮光瓶の商品を選ぶ
- 認証マークを確認する
- 原産地表示を見る
- 収穫年が分かるものを選ぶ
本物のオリーブオイルは香りも味もまったく違います。
イタリアでは毎日の食卓に欠かせない存在ですが、日本でも一本良いオリーブオイルを持っているだけで料理の楽しみ方が大きく変わります。
まずはパンにひとかけして、その違いを味わってみてください。
